六甲山の荒地山に行ってみた(岩梯子ってどんなのだろう)
これは2022年3月の出来事です。
東おたふく山と西おたふく山に行ったことで、少し前のめりになった私。
地図を見ていて気になっていた所に行こうと決心します。
それが「岩梯子」。
岩ではしごみたいになっているんだ・・・、どんなんだろう。
と、興味を持ったからです。
今までだと興味を持っても行こうと思いませんでした。
ですが、前回をキッカケでエスケープルートとして東おたふくが使える。
少しですが道を知る範囲が広がるという感覚がありました。
なので、行ってみることにしました。
人気な六甲山の荒地山
後で知ったのですが、結構人気のあるルートでした。
ただ、六甲山のロックガーデンからのルートはもっと人気(人が多い)です。
私が六甲山の話題を店員さんとしていると「荒地山は行ってみましたか?」と聞かれるので、人気があるんだなと思います。
標高自体は549mと低いのですが、山の名前の通り荒れている・・・、と言いますか、岩を歩く経験ができる山です。
距離も短いので、少しスリルを味わえるところが人気なのかもしれません。
行ってみたかった岩梯子
この日に行ったルートは、荒地山に行く定番ルートです。
芦屋川駅から城山(鷹尾山)そして、荒地山と進みます。
阪急の芦屋川駅からロックガーデンへ行く途中に城山(鷹尾山)への登山口があります。
そして、そのまま道なりに進んでいくと城山(鷹尾山)へ到着です。
城山(鷹尾山)までの道のりはそこまで岩を感じる道ではありません。
ここは季節によってツツジがとても綺麗でした。
たぶんヤマツツジです。
この時期はポツポツ咲いていた感じでした。
そして、城山(鷹尾山)へはほどなくして到着です。
そのまま道なりに進んでいきます。
風吹岩では集団で見かけますが、猫とよく出会えますね。
進んでいくと標識が表れます。
岩梯子に近づくにつれ、ゴツゴツした道に感じます。
そして、↑こちらが岩梯子です。
実は、一度目のこの日は岩梯子を登ることができませんでした。
途中で怖くなってしまったからです。
そして、怖くなったものの、中途半端な地点で怖くなってしまい、必死に降りた記憶があります。
「あぁ、私はこのまま上にも行けず、下にも行けないのか・・・。こういうケースの遭難もあり得るんだな・・・」
と、思った良い経験でした。
そして、リベンジして、2回目は無事に登れました。
といっても、同じルートの方に声をかけて「すみません。登っているところを見させていただけますか?」とお願いしたからです。
すると快く承諾くださり、結果的にどこに足が置けるかなど教えていただきました。
そして、3回目は一人で登ることができました。
今から思うと、そんなに難しい訳ではない(慣れている方はスイスイ)なのですが、私にとっては良い経験ができた場所です。
結局1回目は巻道を通って荒地山へ行きました。
下山ルートは東おたふく山からです。
そして、無事に下山しました。
思いつかないところに課題がある
荒地山へ行って思ったことは「いくら準備していたとしても気持ちのきっかけでアクシデントになるんだ」ということです。
岩梯子に登る途中、見た目に反して高度感を覚えました。
私は「足の置くところが分からない」と気持ちに偏った時点で高度感を覚えたんです。
・このまま足を上げる場所が分からなかったら、腕が持たないかも
・降りるところまで足を降ろすのに、力が必要だな
・上にも行けない、下にも行けない、スマホも取り出せない・・・どうしよう
そして、こんな不安な気持ちが押し寄せてきました。
そうなると、不安な気持ちに集中して思考が停止。
なので、深呼吸して「エイっ!」と声を出し降りる決心をしました。
不安だった時は遠く感じた足場も「ここに置ける」「ここにも置ける」と思えるように変化しました。
今から考えると「なんであんなに怖かったんだろう」と思えますが、人の心の変化で小さなことがとても大きな壁に感じることがあると思います。
私にとっては、それを実際に体感した経験でした。
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