ポジティブ思考/ネガティブ思考で与える影響
エニは子供のころはネガティブ思考。
大人になると、周りからはポジティブ思考と言われるようになっていました。
ですが、エニ自身が腑に落ちないのは、本当にポジティブ思考だったらよいのでしょうが。
その言葉にとらわれて、本当に目を向けるべきものが、見えていない状態にならないのかなと思ってしまう点です。
ポジティブ思考/ネガティブ思考でも、念は入る
エネルギーワーカーといわれる人たちもいますが、エネルギーを扱うことは、年齢、性別に関係なく誰でもできます。
なので、自分では知らないうちに、悪い念がこもってしまうこともあります。
例えば、バレンタインデーの手作りチョコなど。
「相手に好かれたい」「自分のことだけを見てほしい」と思って作ったとします。
その想いが強ければエネルギーとして渡した相手に影響を与える場合があるようです。
もし、「幸せになってほしい」というのも、ポジティブなイメージですが、
その相手を、自分の思っている「幸せ」のカテゴリーに入れたいと思っていれば・・・、
それって本当に「幸せ」なんでしょうか。
エニはやっぱり疑問に感じます。
何がもっとも問題なのかは、ポジティブ思考だからよいとか、ネガティブ思考だから悪いという判断ではなくて、
相手の行動を自分の思った方向に向かわせたいという気持ちがダメなのだと思っています。
相手が必要としていないものを自分が無理矢理に与えてはいけないってことだろうと思います。
ポジティブやネガティブにとらわれない
ついつい、ポジティブであるかネガティブであるか二択にしてしまいますが、
そもそも人はそんな単純な感情を持っているのかなと、思います。
ポジティブに見える発言の裏には、ネガティブな思考が隠れている場合もあれば、その逆もあります。
ですが、ついついこの2つの思考にとらわれて、本来の自分自身に蓋をしてしまうことがあります。
エニは子供のころ、ネガティブ思考で「苦しい、苦しい」ともがいていました。
ですが、ポジティブな思考をすることで変われるんじゃないかと思い、
「楽しい、楽しい」と言うと、少し心が楽になった経験があります。
ですが、それによって、その時苦しんでいたことにフタをしてしまい、自分の心のSOSが見えなくなってしまいました。
また、こんなケースもありました。
子供のころ、母親に甘えたいばっかりに、本当は楽しい気持ちであるのにも関わらず、
「しんどい」「苦しい」とネガティブな言葉を言う。
エニは顔にすぐに出てしまうので、母親も気づいていたようですが・・・。
今さらながら、少し恥ずかしいですが、
もし、これを気づかず続けていたなら、大人になっても「人にかまわれたい」という気持が大きくなり
自分で自分を苦しめることが起きるのだろうなと思っています。
「人にかまわれたい」は人をコントロールする力
童話で「おおかみと羊飼い」(「おおかみ少年」とも)があります。
羊飼いは何度も「狼が出たぞー」と嘘をつき
本当に狼が出た時、誰も信じてもらえないというものです。
人にかまってほしい。と、いう気持ちも似ているように思います。
相手にも伝わったりするので、相手にしない人もいますが、
それでも「心配」といって、かまう人もいます。
エニの知り合いで、ずいぶん年上の方ですが「人にかまってほしい」を前面に出す人がいました。
その人の周りは、その人を「心配」という人がたくさんいて、いつも賑やかでした。
その様子をそばで見て感じたのは。
お互いコントロールし合っている様子でした。
「かまってほしい」と思っている側は、寂しさや不安をかかえて、自分のことを大きく見せてくれる人を探しているエネルギーを発していて。
「心配」と思っている人は「私はやさしいと思われたい」というエネルギーを発していました。
たぶんそのエネルギーの波長が合ったのだと思います。
そして、その世界の人は、お互いが主人と従者の関係で、お互いをコントロールしている状態。
自分たちの「こういう風に思ってもらうと嬉しい」を相手をコントロールしながら欲求を満たしていたようでした。
その欲求に応じない人がいると、攻撃をしてきたので、恐ろしい限りです。
現実世界では弁護士を立てて攻撃をしていましたので・・・。
文章で書くと
気持ち悪い状態だな~っと思えるのですが。
その中の人たちは、その中で幸せそうでした。
本当にポジティブに言うべきか
エニはポジティブを否定しているわけではありません。
バランスが大切だと思っています。
一般的に会議でも、勢いをつけるときは、
ポジティブな発言。
相手を否定しない発言。
というのは向いていると思っています。
まずは、案を出す。
会話もふくらみますし、いろんな意見も聞けるからいいと思います。
でも、自分の内面と向き合う時は、ポジティブやネガティブとは切り離して、
自分の感じた感情に目を向ける必要があると思います。
この場面はポジティブなのに、この場面になるとネガティブといった感じで、自分と向き合う材料にすれば良いと思っています。
もし、自分自身が「苦しい」という気持ちがあるならば、なぜ「苦しい」のか。
それを紐解いていくことで、苦しい原因が分かる場合があり、解決する方向がわかることがあります。
自分の感情が理解できてないと、「いつも私はポジティブ」となり、
本当の自分の感情にフタをしていることに気づけないこともあるようです。
その場合は、勇気をもってネガティブな面に目を向けることが必要だと思っています。
なので、思考をポジティブにしなければいけないわけでも、ネガティブにしなければいけないわけでもなく。
自分の気持ちに素直に感じ取ることが大切なんだと思います。
言葉の力と自分の気持ち
どのような発言の場合も、自分自身だけでなく、相手に与える影響もあることを知っておけばよいのだと思います。
発言する言葉は、一見ポジティブでも本音はどうだろうか。
他人をコントロールしようとしてないか。
自分の気持ちは、その発言と適しているのか。
言葉を発するというのは、自分自身の耳にも入りますし、他人が聞いている場合もあります。
相手を攻撃する言葉は良くありません。
聞き心地のよい発言も、自分をごまかすためならよくないと思います。
だからこそ、自分の気持ちに正直であり、相手への思いやりのある言葉を選ぶことが大切なのだと思っています。
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