六甲山へ行ってみた
この話は2022年3月の出来事です。
当時は六甲山って遭難が多くて怖い・・・、と思っていました。
なので、地図を見ながら悩み続けていたんです。
ですが、このモヤモヤした気持ちから、一歩前に進める背中を押してもらえる出来事がありました。
それはとても単純な一言でした。
怖いけど行ってみようと思えた六甲山
私はとてもビビりです。
なので、リスクを考えると何もできなくなるタイプでもあります。
ですが、いろいろな出会いを通して
その時その時に必要な背中を押してくれる言葉をもらえているような気がしています。
そして、私にとって「六甲山」は低山なのに道迷いが多い。
という印象が強く「まだまだ、もっと行きやすいところからチャレンジした方が・・・」と、思っていました。
ですが、ある日に行った店の店員さんに・・・。
「こういう風に地図を読むんだよ。とても単純。それに六甲山はルートファインディング能力も付きますよ」と教えてもらったんです。
その時に「そうか!ビビッて家で地図見ながら悩むより、実際に足を踏み入れてみよう」「無理だと思ったら、すぐに引き返そう」
そういう気持ちになれたんです。
それで、私にとっては大きな一歩であった「六甲山」へ行こうと思えました。
実際に六甲山へ行ってみて
私が行ったルートは、東おたふく~六甲山最高峰~西おたふくです。
東おたふくの登山口はバスで少し上がることが可能なので、初心者にはとても向いていると思ったこと。
東へ行くなら西にも行きたいという理由からルートを決めました。
実際に行ってみると・・・、慣れない山道・・・、とてもハードでした。
東おたふく山~西おたふく山へ
バスで「東おたふく山登山口」停留所があります。
阪急芦屋川、阪神芦屋、JR芦屋南口のバス停から行けるところです。
そこに到着して歩いていきます。
初めは家があるところを通っていきます。
看板が見えてくるので、道なりに進みます。
まだ、アスファルトの道ですが、ここまで来たら登山口です。
登山口すぐに、小さな川があり渡ると登山道って道が続きます。
私はこの時、川を渡ることに気付かず、一回変な方向に進むのですが、同じバスから降りた人たちのおかげで再度地図を確認して間違っていることを理解できました。
「山の道って感じになってきたね~♪」という他の人たちの声を聞きつつ
私も心の中でうなずいていました。
後で知りましたが、六甲山系は標識が多いんですよね。
それでも、遭難する訳ですからやはり地図って大切だなぁと思いました。
山道が続きます。
東おたふく山の山頂付近に到着。
写真がブレてしまいましたが「東お多福山山頂」に到着です。
そこから、六甲山最高峰へ向かって進みます。
ベタなルートで進みます。
東おたふく山から少し下っていくと、七曲の分岐点に向かえます。
そこからは、また登りが続きます。
そして、見えてきたのは「一軒茶屋」。
ここまでくると、六甲山最高峰も直ぐなので「やっぱり行っておこうかな・・・」という気持ちになりますね。
そして、ここから下山です。
下山ルートにしたのが「西おたふく山」へ向かうルート。
六甲山最高峰から少し下り、車道を進むと西おたふく山へ続く道に出ます。
近くの看板に・・・。
「げげ!どうしよう・・・。」
とビクビクしながらも進むことにしました。
無理だと思ったら直ぐに引き返す予定で進んでいきます。
今から思うと「有馬温泉」へ向かうルートの方が短いんですよね。
山道を整備している人に出会いつつ進みました。
やはり看板があると気持ちが引き締まります。
そして、ビビりますね。
分かりにくいのですが、↑こちらが、崩落箇所。
下から巻き上がる風が吹いていました。
砂が混じった風だったので、ビビりつつも進みました。
風で山道が削られていってるんだな、と思いました。
崩落箇所から直ぐに林に入ったので、そこでは風も落ち着きました。
ちなみに・・・、「西おたふく山山頂」の標識はどこにあったのか分からなかったです。
打越峠に向かいます。
この標識までの道のりが想像より長く感じました・・・。
阪急岡本へ向かいます。
道なりに進みます。
ハッキリ書かれた標識を見ると「後少し!」と思えます。
そして、無事に下山することができました。
少しのきっかけと、少しの自信
この登山をきっかけに、私はその後六甲山へよく行くようになります。
ただ、人の多いルートです。
ですが、以前は「六甲山は怖い」と情報だけで不安になっていました。
実際は「きちんと準備をして行けば大丈夫」と気持ちが変われたのは、私にとって良い変化でした。
それに、思いのほか自分が歩けたことも嬉しかったです。
元々「六甲山最高峰」へ行くかどうかは、自分の体力次第だと思っていました。
結果、最高峰まで行けて「自分でも行けるんだ」という感覚は、気持ちに良い達成感でした。
リスクを考える上では「怖い」や「不安」というのは利用できます。
ですが、闇雲に「怖い」「不安」という気持ちだけで物事は判断できないなと思いました。
今から思うと「少しの勇気」、「少しの挑戦」なんですが、この少しの積み重ねがかけがえのないものなんだなと思います。
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